私に笑顔を向けてくれた人なんて、今までいなかったです


その笑顔が、眩しかったです


男の話はすごく面白かったです


暗い世界にいる私の知らない世界をたくさん教えてくれたです


そして、時間になり最後に男は私に尋ねたです


『お前、笑ってみたいか』


唐突な問いかけに、何も私は答えられなかったです。


それから、その男は1ヶ月に一度私を買ってくれたです


何をするでもない、ただ話をするだけ


それも、私のことには全く踏み入らず自分のあった出来事などを大げさに喋ってくる


最初こそ警戒して、相槌も打たなかったです


私にはずっと離れないことがあったです