「レナ、総会に出るんだろ」


「‥うん、やっぱりダメかな」


「いや。これから一緒にいる以上親父たちの力も必要になる。親父たちもレナの事を知っているとはいえ挨拶にはいくべきだからな」


何かを考えるユウコ。


「シュウ‥兄貴がいるから大丈夫だとは思うけど場所は俺んち。つまり‥」


シュウとユウコのおうち。


それはつまり、ヤクザの家。


それはこの前サヨさんも言っていた。


2人の家元はこの狂獣連合のバックも担っていると。


「わかってる。ちょっとだけ怖いけど」


またあっちとは違う本家。


本家に対して慣れなんてない。


「安心して」


そっと握られた右手。