カラは安定のビールを頼む。


「はいはい、ほんと似た者同士だね」


『ルイ!!』


「ごめんって」


あぁ、レナちゃんがいるだけでこんなにも和める。


レナちゃんがいない時はここでひと悶着あって、今みたいに干渉的な奴らじゃなかったから誰も止めなくてすぐに暴れてた。


別に仲が悪かったわけじゃなくて、火が付いても誰も消さない。


ただそれだけのこと。


「ヒサ、今回アレとお前の言った奴一緒の日にすることになった」


シュウが目だけをヒサに向けて話す。


「わかった」


それだけ返して、ヒサは部屋を出ていってしまった。


そうか、俺らも準備しないといけないな‥‥


「な、そっちはもう決めたか」


少しだけ顔を赤くしたカラが尋ねる。


大方、アレの話だろう。