『女子テニス部を追う吹奏楽部!
抜けるのか!?抜けるのか!?』
煩い。
抜いてみせる、絶対に!
『吹奏楽部のアンカー、高宮さんがぐんぐんと追い上げる!
逃げ切れるのかテニス部!
追いつくの吹奏楽部!
さぁ、最終コーナー!』
放送部!
ちょっと黙れ!
あと少し、あと少し!
『抜いたー!
吹奏楽部がテニス部を抜いたー!』
ゴールテープを切って見事一位でゴール。
「やったー!
優ちゃんナイス!」
「ハァ…う、うん…ハァ…」
「本番は次ぎだよ!」
「おーっ!」
Bグループで上がって来たのは勿論野球部、サッカー部、バスケ部男子。
Aグループからは吹奏楽部、テニス部、剣道部。
「やっぱり去年の一位と二位のバスケ部男子とサッカー部は強敵だね。」
「大丈夫、次は本気で走るから。」
「私も。」
え!さっきの本気じゃなかったの!?
私、本気で走ったし!

