「まぁ、優が厚生委員をやりたい理由は分かるけどね。」 「え?」 「常盤君でしょ? 好きだもんね、常盤君のこと。」 「ちょ、そんなに大きな声で言わないでよ!」 「ハハハ、ごめんって。」 うぅ…、確かに私は常盤君の事が好きだ。 「でも、厚生委員は戦いになりそうだよ。」 ほらっと言って顎で黒板も指す。