「お前、これゲホッ……のためにわざわざ来たのゲホッゲホッ…か?」 来たのか? 「わざわざって……まぁ、そうだけど、杉浦に頼まれて。」 「ふーん、まぁ、ゲホッ……いいや。ゲホッゲホッ……ゲホッ…」 「ちょ、大丈夫?」 さっきから聞いてればめちゃくちゃ咳がきつそう。 「あぁ、ゲホッゲホッ……」 『ガタッ』 「!常盤君!?」 よほどきつかったのか常盤君はいきなり私の方に倒れて来た。