雨男と金平糖。



面倒なことと言っても
大したことではない。

週に4回もある英語の授業のプリントを
クラス全員の分集めて
担任の大久保先生に放課後手渡すだけだ。

部活もしてない、友達も居ない、
勉強しか取り柄のない私には
なんてことない地味な日課である。

玄関でローファーに履き替え
外を見上げてみれば雨が降り続いていた。

…傘あったっけ。

鞄を覗いてみれば予備で2つ
折りたたみ傘が顔をみせた。

ピンクの無地、青の水玉。

少しだけ悩んで
手前にあったピンクの無地を手に取った。