担任の話しを右から左へ受け流し

話しを聞いているふりをしていると

ドアが開いた。


──ガラガラ──

視線をやる。


男の子が、一人入ってきた。

この人も、綺麗な金髪だった。

大人っぽい顔立ちに、背が高く

178センチ、ってところ……

誰だろう……

見たことない人だな……


『橘 よそ見するなよ!』