俺はあいつがちびの頃から知ってる。

どんな苦労をしたか、
どんな仕打ちを受けてきたか

もちろん、解決した訳じゃない。

だけど、多分、あいつが心を開けるはず。

今も14にしてキャバクラで働いてる

大人びた顔をしてる涙は
未成年でも働かしてもらえた

「いつき~、菓子おごれー」

つかさが、いつきにまとわりつく

だが、いつきは無視。

いつきはつかさが嫌いだ。

理由?んなもんつかさが女好きだから。

「海稀さん、なんか
 音楽とかかけれないんですか?」

いつきがそう言ってきたから
俺は適当にCDを取りかけた……


ー曲がりくねった、道の先にー


あ、WINDING ROAD、