「ごちそうさまでした。 美味しかったわ。」 「どういたしまして。 美味しかったなら良かった。 じゃぁ、俺が行きたいところ 行って良いかな?」 「もちろんよ。 ご馳走になったんですもの 断れないわ。」 「そりゃそうだ。」 二人で笑いあった。 彼は助手席のドアを開けて 「どうぞお乗りください。」 ととびっきりの笑顔で言った。 私の心がドキドキして大変だわ。 「ありがとう。」