千万本のチューリップを君に捧げる




美緒が窓の方を指差した。





「ねえ・・いま誰かいたよ?」


「え?」


奈緒が振り向いたが誰もいない。



しかし、閉めたはずの窓が開いている。



奈緒は気づいた。きっとお母さんが来たんだなって。