千万本のチューリップを君に捧げる



                奈緒ちゃんへ

僕は、あなたに伝えなければいけないことがたくさんあります。

一つ、君をこんな事故に巻き込んでごめんね。僕の運転不注意のせいで大変なことになってしま

ったね。奈緒ちゃん、もし君が生き残っていたら以下のことを心に留めといてくださいね。

僕はもう長くないでしょう。奇跡的に息をちょっとだけ吹き返したけど無理だ。

自分でもわかるんだ。人間って不思議だよ。君とは長い付き合いだったけど、

すごくあっという間だったね。もっと一緒にいたかった。

あなたの性格上、「自分だけ生き残った・・」

という罪悪感とかあるのでは?そんなことを思っているなら、前に進んでください。

僕のことで、心を閉ざしていないでください。泣かないでください。

僕が望むのは、君が僕を忘れて、新しいパートナーと歩むこと。

だけど、ごくたまに思い出すだけでいいから。

あと、君が、どんなパートナーとであっても僕はずっと君のことを応援するよ。

いつまでも見守っているからね。