そうか?と言いながら母さんに向かって手を合わせている父さん。 俺はとりあえずその諭吉さんを復路に戻し、父さんと同じように手を合わせた。 なぁ、母さん。 これは多いよな? だって、五桁だよ? 俺は中学生だよ? ・・・家計が不安だよ。 「あのな、声に出して言うな」 パシッと軽い音が響き、頭を叩かれたんだと気がついた。 え、声に出て、た? 「悠里にとって初めてのお年玉か?」 「そりゃ、そうだけど・・・」