―――ありがとう。 父さんが小さく呟いた。 でもその言葉は重たくて、俺の心にスッと溶け込んできた。 重たいけど、すごく心地いい重さだった。 だからだろうか。 俺も自然と言葉をこぼした。 「俺も言いたい」 「え?」 父さんのすっとんきょうな声を聞いて、俺は息を吸った。