「これから二人で頑張ろうな」 「違う」 俺は父さんの言葉を否定した。 確かにここには二人かもしれない。 でも、大事な人を忘れてるから。 「ちゃんと母さんも入れて、三人で頑張っていくんだよ」 「・・・大人だな」 「中学生です」 父さんがククッと笑った。 その顔をみていると俺も嬉しくなってくる。 母さんが隣にいたら、きっと同じように笑ってくれたかな。 「・・・悠里」 「ん?」