ただあの時のトキの顔はいつもと一緒で笑ってたから。 だから俺は今もこうして普通にしていられる。 「・・・おっし。じゃぁ、また明日な!」 「おう。あ、明日の朝一番に行って練習しようぜ」 「やっぱり悠里バスケ」 「ならない」 「ったく。じゃぁな!」 トキとは自分の家に帰って行く。 俺は、すぐ近くの門に向かって歩きはじめる。 そのとき―――。 「あ、こんちわ!!」 「えっ、あ、ちょっ」