「さぁな」 俺は自分の手の中にあるバスケットボールをギュッと抱きしめた。 確かに、俺は父さんに捨てられたよ。 でも、それ以前に俺には思うことはたくさんあるんだ。 と、ここでどうやらトキは言葉を探すのに疲れたらしい表情を浮かべる。。 まぁこんな話になればいつもトキから離れていくんだけど。 多分、俺への気遣い。 へたに昔を思い出させてもな、って他の奴に言ってるのを陰で聞いたこともあったっけ。