「ちゃんとパスとって回せよな!」 「わかってるって!」 早朝の体育館に、キュキュッという俺とトキのバッシュの音と、ダンッダンッというボールの音が鳴り響く。 それから徐々に部員が集まって、練習をして、いよいよ授業の時間へと入っていく。 そして放課後。 部活もきちんとこなして、トキと一緒に帰る。 「俺ら、県大会でれるかな」 「練習しだいだろ」 「なぁ、悠里。宿題ってあったっけな」 唐突な会話の展開。 「お前の中にはいつもそんなもんないだろ」 「あ、そっか」