それはときみがいたからであって、ときみと一緒だったから本当に楽しかったんだ。 ときみが俺たちに背を向けて歩きだした。 『ときみ!』 『・・・ん?』 何を言いたいのかちゃんとまとまってはなかった。 でも、何か言わないとという衝動のままにときみの名前を呼んだ。 ときみは俺をジッと見るし、俺はときみをジッと見つめている。 すると先に口を開いたのはときみだった。 『俺のこと、トキって呼べよ!学校入って一番最初に!』 『え?』