でも悠里は・・・何の迷いもなく言ってくれた。 ・・・どうしてなんだ。 「俺の夢。警察官だって聞いたでしょ」 「・・・まぁ、盗み聞いてしまいました」 「それはもういいって」 「あぁ・・・」 「俺のこの夢は、父さんの背中を見てた俺が持った夢」 「・・・・・・」 「すげー、かっこいいって思ってさ」 遺伝子ってすごいんだな。 こんなところまで俺に似てしまうのか。