「はい。本当に、ありがとうございました」 俺がそっと頭を下げれば「これからですよ」と施設長さんが優しく言ってくれた。 施設長さんとの話が終わり、悠里の荷物を車に積む。 「悠里くん!」 悠里も車に乗り込もうとしたとき、一人の小さな女の子が施設から出てきた。 ・・・悠里もこれくらいだったかな。 「どうした?コト」 「・・・行っちゃうの?」 「うん。父さんと一緒に帰るよ」 「・・・もう遊べない?」 「きっとまた会えるよ」 「ホント?」 「ほんと」