目だけキョロキョロと動かして見てみると、何年も会ってない顔が山ほどあった。
・・・ここが夢の中だとして、それでも、すごく心が温まるこの空間。
今までにも、学校の夢は見たこともあった。
でも、こんな風に懐かしいにおいと、感覚があるのは初めてだ。
そもそも、俺はこの夢に入る前に、何をしてたんだっけ・・・。
キーンコーン―――
「じゃぁ、今日はここまで。近藤と沢村は、明日までに三十二ページと三十三ページの問題を解いておくように」
「「はぁ!?」」
岡部先生が出て行って、俺と恍のテンションはガタ落ち。
古文の宿題は、一番厄介だ・・・。


