「こちらから外へ出てください」 「はあ・・・」 本当に御代はいいのだろうか。 やっぱり、一応は払っておいた方が・・・と思っていた矢先。 「最後に少しだけ申し上げておきます」 「へ?」 急に俺のほうを向き、話し始めた店員。 ・・・これで完全に御代を出すタイミングは消えた。 「人生のうちでの幸不幸の数というのは人間みな同じ回数訪れます。近藤様もまた、この先そのような人生を歩まれます。時に苦しく、時に楽に」 「・・・・・・」