俺はその手紙をポケットにしまい、荷物を整理した。 目の前の残りの“ニクジャガ”も食べきって「ごちそうさまでした」と言って立ち上がる。 「会計は?」 「結構です」 既に歩き出していた俺は、その足を止めた。 「はい?」 「御代はいただいておりませんので。こちらへ」 「え、でも」 俺が最後まで言い終わる前に店員は先に歩いていき、仕方なくついて行くことになった。 そして、一つの扉の前に立つ。