「中学二年生ってとこか」 「ちゃんと進級できてるかな」 「大丈夫だろ」 ・・・俺達の息子なら。 そう、一人思いながら笑いをこらえる。 「幸哉」 「・・・ん」 「もう悠里を置いて行ったりしないで?」 「・・・あぁ」 「私、ちゃんとここから見てるんだから!」 「怖いな」 直後、ムウッと頬を膨らませて「当たり前です!母親ですから!」と誇らしげに言われた。