「・・・チャーハン食べてしまいな?」 「・・っく・・・う、んっ・・・」 俺は悠里から視線を外し、窓の外を眺めた。 相変わらず雨は降り続いていて、一向に晴れそうになかった。 ・・・琴海に会いに行こう。 悠里が晩ごはんを食べ終わって、俺は「病院行ってくるから」とだけ言って家を出た。 不安げな表情で「わかった」と言った悠里は、多分俺が帰るころには寝てしまっているだろう。 病院で琴海に再会してその手に触れたとき、その手は昼間と違ってすごく冷たかった。