「では」と、今度こそ車に乗り込み帰って行った。 最後の最後まで・・・。 「パパ、あのね」 「中に入れ」 「・・・うん」 悠里よりも先に家に入り、ドカッとソファーに座った。 悠里は俺から少し離れた場所に座り、小さく体育座りをした。 静寂の中に響くのは、外で降っている雨の音だけだった。 そのまま一体どのくらいの時間が経ったのか、ついに悠里のお腹がグーッと音を立てた。