朝、琴海が言っていた。 『今日はね、悠里の幼稚園お休みなの』 『そうか。羨ましいな』 『早く帰ってきたらいいじゃない』 『仕事が終わり次第帰るよ』 『うん。いってらっしゃいっ』 『いってきます』 幸せそうな顔で、いつものように笑ってたんだ。 空は曇り空だったけど、雨は降りそうになかった。 『あいつらどっか行くのかもな』 そんなことを思っていた自分が、今は・・・恨めしい。