「夢か!」 「「はははっ」」 教室中が笑いの渦で包まれた瞬間、先生は「もういい」とだけ言って、黒板の前へ行ってしまった。 俺は夢の中で優勝してたんだ。 ――――――そうだ、あの日の岡部先生の古典の授業で寝てて・・・え? いや、だから何で今、目の前にその岡部先生が? ってか、俺は・・・高校生?! しかも・・・この光景を、俺は覚えてる。 確かこれは、あの日だろ・・・。