琴海が死んだ。 それは、あいつのせいだったってことを。 俺はあいつを知っている。 知ってたんだ。 ずっと、ずっと前から知ってたんだ。 現実でも、俺には・・・俺たちには――― 息子がいた。 「ゆ、うり・・・」 その名を再度口にしてみて、やっとわかった。 俺はこの名前を呼んだ。 呼んでいた。 ―――そうだ、そうだったんだ。