タイムスリップ、なんだろ? これは夢じゃない。 タイムスリップだろ? 「近藤さん・・・」 徐々に冷たくなっていく琴海の手を握ったまま、俺は涙を流し続けた。 時々怒りでベッドを何度か殴った。 どうしようもないもどかしさが、俺を狂わせていく。 ―――その光景を息子が一人、目の前の小さな背中を見て「・・・ごめんなさい」と呟いていたのを、俺は知るよしもなかった。