「琴海・・・」 俺は腕の中の悠里を放して、看護師に任せた。 「ぱ、ぱ?」 「琴海!!」 そのまま琴海の元へ行き、必死に彼女の名前を呼んだ。 「近藤さん!離れて!」 「イヤだ!帰って来てくれよ!俺を、もう孤独にしないでくれっ!」 「近藤さん!!」 「琴海っ!俺はもう、お前を失うなんて、そんなっ・・そんなこと嫌なんだ!!」 後ろからグッと体を引かれてしりもちをつく。