la vie belle*素晴らしい人生*


コンビニでパトカーを回して急いでその公園に向かった。




俺の中で何かがうごめく。





ただひたすらに、何かが急げと命じる。







「今日の町は平和じゃなさそうだな」



「・・・っ」





山田も携帯をしまい身支度を整え始める。



俺の手にはじんわりと汗がにじみ始め、震える足でアクセルを踏み続けた。




俺の頭の中にある言葉。



それは二つだけ。








―――ことみ。





―――ゆうり。