ゴクリと唾を飲めばその音がやけに大きく聞こえたような気がした。 「・・・大丈夫?」 「へ?」 「パパ、おなか痛いの?」 「お、おなか?」 いや、お腹じゃないけど、今は特に頭も痛いわけじゃない。 頭痛は治まっていて、むしろどこも痛みは感じない。 「・・・琴海は?」 「ことみ?」 「あ、幸哉!」 寝室の入り口で俺の気づいた琴海が駆け寄ってきて「大丈夫?」と声をかける。 「あ、あぁ。ちょっとした偏頭痛だったみたいだ」