先生の体からずり落ちるように床にへこたれると、先生が俺の背中を叩きながら「色々ありましたが、おめでとうございます」と呟いた。
俺は涙を流しながら何度も頷いた。
何度も何度も、首が取れそうになるくらい。
それくらい嬉しくて安心したから。
その後看護士に連れられて琴海の病室に向かった。
「・・・琴海」
まだ眠っている琴海にそっと声をかける。
手を握ると温かくて、本当に生きているんだと改めて安堵した。
いすに座ってベッド脇で琴海を見ていると、俺も眠くなって気がつけばそのまま眠ってしまっていた。
本当に、助かってよかった・・・。


