この光景にも見覚えがある。
でも、ちょっとおかしい点があった。
俺の手が徐々に震えはじめる。
ただ今は目の前の琴海を助けるべく、救急車を呼ぶのが最優先だ。
携帯を取り出し震える指で何とかキーを押す。
焦りと動揺で声が上ずったりもしたが、数分後救急車が来て最寄の病院へ運ばれた。
琴海が治療室へ運ばれていくのを見て、俺は改めて携帯を開く。
ディスプレイの日にちに目をやれば、やっぱりそうだった。
今俺がいるのは俺の誕生日の次の日ではなく、それから二年後のこの日だった。
琴海のお腹の中に俺たちの・・・っ!
「うぐっ・・・」


