「新しく買ってみたんだけど」 「あぁ」 「でもこれで目が覚めそうだよねっ」 「あぁ」 「・・・・・・」 コトッと静かな部屋に琴海がマグカップを置く音が響く。 その音がやけに大きく聞こえたような気がした。 ガダッ――― その直後聞こえてきたのは隣の琴海が勢いよく立って、ソファーが少しずれた音。 そこで俺は再度ハッとして琴海の方を見た。 「ごめっ・・・」