俺の三十歳の誕生日。



過去の俺はこの幸せな日々がこれから先の何十年もずっと続くと思っていた。




琴海を愛し、愛され、そして・・・









「・・・幸哉?」



「・・・も・・」

「え?」













「―――こども」



俺たちの、子供・・・。