落ち込む琴海に囁けば不安げだった顔が少しだけ綻んでくれた。




琴海の柔らかくてサラサラな髪をすく。


パサパサと音を立ててシーツに広がり落ちる。



「琴海・・・」




「幸哉」






どちらともなく目を閉じてそっと唇を重ねた。



最初はついばむようなキス。




それからどんどん深くなっていく。




琴海のパジャマをめくりそっと肌に触れれば、更に琴海の顔がピンク色に染まっていく。



「電気・・・」


恥ずかしそうに目を泳がせて電気を消すように指示され、パチッと消せばそこからはお互いにパジャマを脱がして甘い世界へ落ちていった。