俺の誕生日ということはわかった。 でも、今日はいつの、何回目の俺の誕生日だ? 「結婚したばっかりだし仕事も忙しいの?」 「あ、あぁ、少し」 「無理はしないでね?」 結婚したばかり・・・ということは二十九歳の誕生日か。 俺たちが結婚して最初の俺の誕生日。 あの日は確か・・・―――。 「いただきます」 「いただきます」 琴海につられて俺も手を合わせて箸を握った。