優しく俺を呼ぶ声に振り向く。 「・・・琴海」 「どうかしたの?そんな神妙な顔して」 エプロンをして両手に俺の茶碗と琴海の茶碗を持っている。 そのエプロンも茶碗もましてや琴海も、俺は知っている。 何ら変わりない、俺の知っている物や人。 それでも、琴海は・・・五年前に死んだんだ。 ならこれは・・・やはり夢?