「・・・にく、じゃが?」 ここは多分、俺の家だ。 琴海との生活を始めてまだ間もない、真新しい雰囲気。 琴海が作ってくれたであろうニクジャガが、白いお皿の上でおいしそうに湯気を立てている。 心なしか匂いまで・・・――― ハッと目を開けると目の前には、今まさにできたてホカホカのニクジャガがあった。 辺りにおいしそうな匂いを漂わせている。 「・・・なんで」 今まで俺は文化祭終わりの帰り道にいた。 隣に琴海の姿だってあったのに、ここは・・・俺たちの家だ。 姿だってもう学生じゃない。