色は黄色い色だけど、そんなにもいろんなものが入ってるのかと思うと味の想像はできなかった。 はいっ、と俺の方へジュースを差し出してニコッと笑う。 おいしいというからにはおいしいんだろうけど・・・若干怖い。 琴海の笑顔が。 「・・・何の味が一番強いんだ?」 「ん~バナナかな」 バナナね。 確かに近づけられたカップからはバナナの臭いがする。 琴海からカップを受け取ってストローでそのジュースを吸った。