翌日、久々にお休みの彼。

日当たりのいいロフトで日向ぼっこをしながらそれぞれ好きなことをして過ごす。

「玲空」

「ん?」

読んでいた本から顔を上げ、こっちを向いた。

「呼んだだけ〜」

「何だよ、構って欲しいの?」

「そうかもね」

最近やっと慣れて来た呼び捨て。

たまに用もなく呼んでみたくなる。

私どうしたんだろ?

って思うけど気にしないことにした。

「ふふっ、チャコみたいだな」

「チャコほどずる賢い女じゃないよ」

「擦り寄って甘えてくることろは一緒だよ」

「飼い主に似るって言うからね〜」

そんなチャコは日が一番当たる特等席でお昼寝中。