理想の男~Magic of Love~

カランコロンカラン

その時、ベルが店内に響いた。

音がしたドアの方に視線を向けると、藤がいた。

藤がきてくれたのを待っていたと言うように、
「じゃあ、俺はこれで」

小林くんが席を立った。

「えっ、ちょっと!」

まだ聞きたいことがあるのにー!

そう言いたい私に、
「コーヒー代は俺が払います」

小林くんはヒラヒラと手を振ると、レジへと向かったのだった。

「おつりは結構です」

店員に一言そう言うと、小林くんは出て行った。

入れ代わるように藤がきて、小林くんが座っていたところに腰を下ろした。