もういいんだ。 たかが、一目惚れの恋だったんだから しばらくすると、 彼は教室に戻って来て椅子に座った いつもはこの時間、サボってるくせになんで戻ってくるのよ……。 隣にいる彼を意識して、私の心臓はまたドキドキと動き出した。 あんなに、簡単に恋におちたのに 簡単に好きじゃなくなることが出来ない。 それが恋の仕組みなんだって言うんだったら やっぱり恋って厄介なものだと思う。 最後の授業が終わった時、私は彼に話しかけられた 「おいっ、さっきのことさ……」 「迎えーにきたよっ!!」