火照る顔をおさえて呟く。 「本当、ずるいんだから……」 手の中にあるもらったストラップを見て、自然と笑みが溢れた。 「好きだよ」 そのストラップに向かって言う。 もちろん反応はないけれど 彼に言ってるみたいで、ちょっぴり照れた。 いつか本人に伝えられたらいいな。 そう思って私は、家に帰った。 ーーーー