ーーー 日記をパタリと閉じて、時間を確認するともうお昼過ぎだった。 「すごい、ドキドキする……」 これを書いた人の書き方がうまいのか、主人公が感じたドキドキが そのまま私に伝わってきた。 日記は日付を見る限り毎日書いているわけではないらしい。 彼と、深い接触があった時。 なんだと思う。 なんだか2人の様子がとてもいい雰囲気に感じる。 いいなぁ……、恋って。 そう考えていると、ガチャリと病室のドアが空いた。