「ふっ、まぁ毎日お前が元気になるようにプリンにお願いしてたからな」 なんて言って笑う。 そりゃ元気になるわけだ。 大好きなプリンに大好きな人が 私を思って願ってくれているんだもん。 食べ終わってカップを捨てると、彼は家まで送ってくれた。 「じゃあまた、明日な」 また明日。 嫌いじゃないよ だって、たとえ会えなくなったって 何度でも彼は私の所に来てくれるから。 「あ、」 帰ろうとして後を向いた彼がまたこっちを振り返り 戻って来た。