たくさんのことがあったけれど、変わらない。 あなたの事が、ずっとずっと大好きだということ。 「なぁ……、」 私が思い出に浸っていると彼は突然言った。 「これ」 シャラっと音をたて彼の手から見えたのは ネコのキーホルダーだった。 「売ってるか心配だったけど、あったんだ」 そうやって言って新しくなったネコのキーホルダーを2つ見せた。 "また会えたね" キーホルダーのネコ見て心の中でそう言うと 彼は、私を見てもう一度言った。 「あと、これも」